SLANG(スラング)とは俗語の英訳。
特定の職業・年代・環境・趣味を
共通にする
集団でのみ通用する
隠語・略語・俗語。
進化か。退化か。
言葉は常に変化し続けている。
我々はまるで暗号のように新しい言葉を創造し、
特定の集団でのみ共有する。
使い古されたものを嫌い、創造者であろうとする。
彼らも例外ではない。
彼らの言葉を鵜呑みにしてはならない。
彼らの言葉は真実にして虚構。
それは彼らにしか通用しない『スラング』だからだ。
そこは現代か、それとも近未来か。
誰もが個人チャンネルを持ち、
睡眠時に見る夢を世界中に配信できる世界。
日夜、ユーザーに様々なジャンルの夢を公開する
『夢人』たちがいた。
睡眠時間すらも有効活用される世の中。
人々は好きな夢人を登録し、
同じ夢を共有し、夜の快楽を求める。
夢の中で繰り広げられる物語は、
ただの作り話なのか、
それとも、現実なのか。
現実と虚構、異なる物語が交錯し、
思いがけない真実の世界へと繋がっていく。